2006年 09月 17日
美しさとまろやかさ 依然范特西 / 周杰倫 |
今年一番楽しみだったニューアルバム
ここ1、2年 一番注目してるアーティスト
台湾の若き天才 ジェイ・チョウの依然范特西
とにかく彼の作る曲はとびっきり美しい
今回は白昼夢くらいのレベルに達してると思う
まるでサントラの主題歌のような
映像が思い浮かぶように彩り豊かな曲たち
相変わらずその才能はやっぱり凄い
2月に東京へ行ったのは ジェイのライブを見る為でした
彼の曲を知らないことは 人生損ではないかとさえ 私は思える
私は出会えて本当によかったと思う アーティストの一人
単なる台湾・中華圏・東洋のアーティストのレベルではない
今回のアルバムは 一言で言うと ダイナミズムとスケール感の大きさ
美しさ・優雅さ・センチメンタルの十八番に加え
まろやかさ・ポジティブさ・自信もプラスされた感じ
こじんまりとまとまった感のある前作よりは 確実に成長してる
ヴォーカルも強くかつ優雅に 自分の声を操る術が身についてきた感じ
彼の持ち味である 中華テイスト 東洋テイスト 洋楽テイスト
韻を踏むような独特のお経風ラップ 無国籍なボーダレスなその音作り
愛すべき金太郎飴世界な部分もあるけど
小粒だった前回に比べると一皮むけた感じ
中華メロディもよりノスタルジックに ラテンのメロディもあり
バロック・オルゴール調フレーズあり 相変わらずバラエティ豊かに消化
バラードも美しさの中に ポジティブな力強さが加わった感じ
美しさに加え 大らかさの中にもフックが効いてきた雰囲気
アルバムを通して 彼の叙情的でメロディアス
繊細で色鮮やかで 豊かな音世界が覗ける
あとは歌詞がわかればなぁ・・・(切なる望み)
ちなみに今回のアルバムのアートワークはダークでクール
前回のヴェネツィアに続き 今回はロンドンで撮影したものとか
2,3回聞いて今のところ 個人的におっ!と思った曲
*追って他の曲も加えるかも・・・
◇3. 千里之外 発売前から聞いていたけど まるで中国風庭園で
白昼夢を見ているような美しさ
台湾の美声ベテラン歌手にサビをまかせて
男&男の共演も意外性があって面白い 何とも美しい曲
◇4.本草綱目 只今の一番のお気に入り
イントロからして引き込まれる ダイナミズムを感じる曲
コンサートでも聴かれたような エッジのある中華メロディを
重めのリズムに乗せていて メリハリ効いてて面白い
ライブで映えそう
これは本当にボーダレスな曲 無国籍感バンザイって感じ
◇6.紅模仿 メキシコのマリアッチ風前奏から お得意のお経ラップ
何となくイニD主題歌風~アイヨッ(ヘイヘイホウ風ラップ)に
変わるのが面白い
◇8.白色風車 ジェイ・王道の美メロバラードだけど
以前よりポジティブな意気込みがある いいメロディ!
◇10.菊花台 二胡(多分)を使ったスケール感の大きな前奏は
まるで中華版美空ひばり?と思わせるが
中華なのでテレサ・テンか・・・? と思っていたら
歌が始まると 本当にテレサが歌いそうなまろやかなメロディ
大変美しくノスタルジックな中華曲
*中華圏ではテレサ・テンはカリスマ
日本の演歌的イメージとは違う
*この曲 中国映画界の巨匠 チャン・イーモウ監督(個人的にも大好き)の
期待の新作 満城尽帯黄金甲/CURSE OF THE GOLDEN FLOWER の
主題歌らしい なるほどのスケール感&中華テイストのわけだ
このHPのトップにも立っているけど ジェイも俳優として出演
この映画 アカデミー賞(外国映画賞)も狙うらしい
※音が出るので注意!
なめらかにうねるメロディ 裏声ありのノスタルジックな1曲目から
中国庭園で優雅にお茶をしながら 人生を振り返るようなラストまで
ノスタルジックでモダンで 豊かなジェイの音世界と才能に乾杯!
◇過去のジェイ・チョウ記事
この男・・・天才 ジェイ・チョウ
”11月的蕭邦” 周杰倫 秋らしさ満点!
◇アルバム試聴 kkbox.com.tw
30秒の試聴だったら 誰でも試聴可能
9/19 追記
◇心雨 派手な曲に気を取られてたけど この曲 なんて切ないの・・・!
映画でいえば 思わず涙腺が緩むような場面・・・
そんなフレーズが散りばめられてて なんともセンチメンタル
漢字のタイトルっていいね よく意味がわかるもの
9/22 追記
今の所 ◇本草綱目 ◇心雨 ヘヴィローテーション
そして妙に気になる ◇紅模仿
by afoto
| 2006-09-17 20:29
| musica 音楽